ご挨拶

“モデルベース思考法”はUMLモデリング推進協議会が約10年前に企画し、東京大学 吉田塁先生の協力のもと研究開発を進めてきました。ソフトウェア開発、システム開発、ビジネス、教育等の現場で起こりうる事象や、モノ事の一般化、概念化、抽象化を行い、その奥にある構造を表現し、本質を見極めるものです。これまでIT企業をはじめ自動車部品製造企業、大学・大学院(学部教育、医学、システムデザイン)など幅広い分野でワークショップを開催し、常に高い評価を得ています。

これまでの実績をベースに今後さらなる研究・普及を目指すべく、一般社団法人モデルベース思考研究所を設立いたしました。思考法の研究と、その健全なる普及により、幅広く社会に貢献することを目的として活動いたします。超スマート社会(Society5.0)やグローバル・イノベーションへの挑戦が叫ばれる中、システム・デザインやモデリング、ビジネスモデルの創発にかかわる多くの人々を対象にしたワークショップに加えて、各種メディアへの情報発信も積極的に行ってまいります。今後ともご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

理事長 川野 喜一